影響

これまで生じている気候変動影響

全国

  • 植物の開花の早まりや動物の初鳴きの早まりなど、動植物の生物季節の変動について多数の報告が確認されている。

秋田県

  • 令和3年のサクラ(ソメイヨシノ)の秋田市における開花日は4月4日であった(秋田地方気象台発表)。これは前年(令和2年)の4月8日に比して4日早く、平年日(4月17日)に比しては13日早いため、植物の開花の早まりが確認されている。

将来生じる可能がある気候変動影響

全国

  • 生物季節の変動について、ソメイヨシノの開花日の早期化、落葉広葉樹の着葉期の長期化、紅葉開始日の変化や色づきの悪化など、様々な種への影響が予測されている。
  • 個々の種が受ける影響にとどまらず、種間のさまざまな相互作用への影響が予想されている

秋田県

  • 生物季節の変動について、ソメイヨシノの開花日の早期化、落葉広葉樹の着葉期の長期化、紅葉開始日の変化や色づきの悪化など、様々な種への影響が予測されている。

気候変動適応対策

現在の影響に対する既存施策の実施状況

  • 気候変動がもたらす県民生活等に及ぼす影響を県民自らに実感させ、県民レベルでの適応への理解と取組の普及につなげるため、気候変動適応東北広域協議会分科会の活動を通じ、気候変動に伴う生物季節の変化について、東北地域の身近な動植物を対象とする県民参加型の情報収集調査を行う。

将来の影響に対する対応方針

  • 東北地域の身近な動植物を対象とする県民参加型の情報収集調査で得た情報や影響予測に基づき、気候変動適応東北広域協議会分科会の活動を通じ、地域の関係者の連携によるアクションプランの策定を目指す。