影響

これまで生じている気候変動影響

全国

  • 日本周辺の海面水位は上昇傾向(+ 2.8[1.7〜4.0] mm/年:1993~2015年、+ 4.19[-1.10~+8.20] mm/年:2004年以降から2019年)にあったことが、潮位観測記録の解析結果より報告されている。
  • 現時点で、海面水位の上昇により生じた障害の報告は無い。

秋田県

  • 日本周辺の海面水位は上昇傾向(+ 2.8[1.7 〜4.0]mm/年:1993~2015 年、+ 4.19[-1.10 ~+8.20]mm/年:2004年以降から 2019年)にあったことが、潮位観測記録の解析結果より報告されている。
  • 現時点で、海面水位の上昇により生じた障害の報告は無い。

将来生じる可能がある気候変動影響

全国

  • 気候変動による海面水位の上昇については多くの研究が行われている。
  • 1986~2005年平均を基準とした、2081~2100 年平均の世界平均海面水位の上昇は、 RCP2.6シナリオの場合 0.26~0.53m、RCP8.5シナリオの場合0.51~0.92mの範囲となる可能性が高いとされており、温室効果ガスの排出を抑えた場合でも一定の海面水位の上昇は免れない。
  • 80cm海面が上昇した場合、三大湾(東京湾・伊勢湾・大阪湾)のゼロメートル地帯の面積が現在の1.6倍に増加するなど、影響の範囲は全国の海岸に及ぶ。
  • 海面水位の上昇が生じると、台風、低気圧の強化が無い場合にも、現在と比較して高潮、高波による被災リスクが高まる。
  • 河川の取水施設、沿岸の防災施設、港湾・漁港施設等の機能の低下や損傷が生じ、沿岸部の水没
  • 浸水、海岸侵食の加速、港湾及び漁港運用への支障、干潟や河川の感潮区間の生態系への影響が想定される。

秋田県

  • 気候変動による海面水位の上昇については多くの研究が行われている。
  • 1986~2005年平均を基準とした、2081~2100年平均の世界平均海面水位の上昇は、RCP2.6シナリオの場合0.26~0.53m、RCP8.5シナリオの場合0.51~0.92mの範囲となる可能性が高いとされており、温室効果ガスの排出を抑えた場合でも一定の海面水位の上昇は免れない。
  • 80cm海面が上昇した場合、三大湾(東京湾・伊勢湾・大阪湾)のゼロメートル地帯の面積が現在の1.6倍に増加するなど、影響の範囲は全国の海岸に及ぶ。
  • 海面水位の上昇が生じると、台風、低気圧の強化が無い場合にも、現在と比較して高潮、高波による被災リスクが高まる。
  • 河川の取水施設、沿岸の防災施設 、港湾・漁港施設等の機能の低下や損傷が生じ、沿岸部の水没・浸水、海岸侵食の加速、港湾及び漁港運用への支障、干潟や河川の感潮区間の生態系への影響が想定される。