2023年03月13日 秋田県気候変動適応センター

 国立環境研究所では、植物の開花時期や虫の初鳴きの日(その年に初めて鳴いた日)などを観察する市民調査員を募集しています。

 皆さんが生き物から季節を感じるのは、それぞれの生き物が気温や日照時間など季節的な変化を感知して活動を開始します。このような生き物の活動時期のことを生物季節といいます。

 生物の活動のタイミングは、自然生態系や農業、観光業など様々な側面と関わっています。一方でこれらの生物活動のタイミングは気候変動などの影響により変化する可能性があります。実際、春の開花時期の早期化や秋の紅葉の遅れなどが確認され始めています。生物の季節性を観測し理解することは、気候変動が生き物や生態系、そして人の生活や経済にもたらす影響を理解する上で大切なことです。
 市民調査員としてお住まいの近くやいつもの散歩コースで、植物や動物の変化から観察し、季節の変化を感じてみませんか。
  ◆調査の流れや参加方法など詳しくはこちら
  チラシ

     (国立環境研究所 気候変動適応センター(CCCA)運営)